講演会・報告会

2009年3月からの3ヶ月間おこなった

「日本縦断あくしゅの旅」を中心に、

環境活動やボランティア活動など自分が感じ得た経験を多くの人に伝えるべく、各種講演会・報告活動を行ってます。

会の参加者同士の交わる、

双方向の講演を目指し活動しております。

 

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2009年9月12日『日本縦断あくしゅの旅報告会』

人数:20名

場所:梅田~大阪

 

9月12日土曜日、東京に続き大阪にて『日本縦断あくしゅの旅報告会』を行いました。

最初の東京の時には「どのくらいの人数が集まってくれるんだろう」と不安だったけど、
今回は「来てくれた人に絶対後悔させない会にしよう」という気持ちにシンプルに変わってました。

きっと心に余裕ができていたのかもしれないです。

僕の育った環境から上京して仕事に励む毎日のこと。
そして結果的に病に倒れ、しかしながら旅立つことを決意した経緯。
3台のモニターに200枚の画像を投影しながら、時にはエピソードも交えゆっくり進めていきました。
そして最後に北海道放送様が密着取材してTV放送してくれたVTRを物音ひとつしない暗室の中でみんなで見ました。 

僕はまだいま「うつ病」と闘っています。そして僕の周りにも同じ病気で闘っている人がいます。
違う病気やけがで必死になっている人もいます。ハンディを持っていても前向きに生きている人がいます。家族や友人、その他の人間関係、恋愛、仕事、就職、お金…。周りから見れば小さなことでも本人にとっては大きな問題で本人にとっては辛い悩みだったりする。そこでもがいてる人がいます。

僕はそんな人にそっと手を差し伸べられるようになりたい。
1618人の人とあくしゅしたこの手はそのためにあると僕は思ってます。
御参加いただいたみんな本当にありがとうございました。

 

□参加者の声

O.Nさん(女性、教師)

「あくしゅびとさんのうつ病にかかるまでの告白がやっぱり衝撃でした。。
これは今の日本の社会問題で、今後も仕事環境のせいで同じような病気になる人は増えると思います。いつ誰がなってもおかしくない病気だし、でもまだまだ偏見が残ってたり、理解が得られなかったり・・ってことはあると思う。
 あくしゅびとさんの報告会に画像で登場した人たちが本当に見ててあったかかった☆エピソードを聞いたから余計にそうだと思うんだけど、世の中まだまだ捨てたもんじゃない・・見返りを求めない親切ってまだまだ世の中に存在してるんだーって思うとうれしくなりました。  」

 

H.T(男性、自由業)

「出発式をするために「出発式するからちょっと手伝ってくれない?」ってエピソード。えーそれだけか?そんな簡単な感じか?自分だったらどうやってこの旅を始めるだろう考えそうだったので拍子抜けしました。でもたしかにそうすりゃいいんやって感心。アクシュビトさんの気負いのない自然な姿勢が出発の時から現れていたように思います。そうやって大層なことを簡単に始めちゃうのってとても素敵です」

 

O.Tさん(女性、保育士)

「旅の中で辛いこともたくさんあったと思うけど、見知らぬ人が親切にしてくれたこと、出会ったあたたかい方々のかかわりや、職場の同僚だった方のエピソードが印象的でした。

 うつ病になって、失ったものもあると思うけど、病気になったからこそこの旅で見つけられたものもあって、決してマイナスなことばかりではなかったことが良かったと思いました。

 そして社会性のある旅になったことが、同じような病気を持ったたくさんの人の心に希望を与えてくれたんだと思いました。」

 

N.Tさん(女性、看護師)

「あくしゅ。他人となら簡単にできてしまうと思います。両親、兄弟、友人等、身の回りの本当の私を知っている人と面と向かって「握手」できるのかな・・・。恥ずかしくてできません。いつか、大切な人みんなと握手しようと思います。

 病気は人を苦しめますが、人間はそれすら何らかの形に変えて喜びを生むことができるんですね。いろんなことを学んだ報告会でした。」

 

Y.T(女性、観光業)

「あくしゅびとさの旅に対する思い、そして達成した話を聞くと本当に感動して泣きそうになりました。日本縦断ってなかなか簡単にできない子とだけれど、自信と勇気を持って旅したのが格好良くて憧れます。旅した中で人との出会い・つながりが本当に素敵。一生の宝ものを見つけたね。」

 

T.R(男性、学生)

「人と人とのつながりの大切さ、素晴らしさを感じることができました。この報告会から得たことを、自分に出来る形で社会に役立てていきたいです」

 

K.T(女性、会社員)

「この旅でいろんな人に出会い、あくしゅびとさんが何かを感じたように相手も何かを感じ、出会った人の数だけお互いに何かを交換したんでしょう。経験をシェアしてくれたおかげでこれからの何かを考える上での指標の一つになると思います」

 

I.N(女性、自営業)

「あくしゅびとさんがうつになったこと。旅に出て価値観が変わったこと。100富士に参加したこと。あくしゅの旅を決行したこと。無事に旅を終えたこと。そしてこれからのあくしゅびとさんの歩人生すべて。

 すべては偶然の重なりのようで実は必然的に起こることなんだね。

 報告会では何よりあくしゅびとさんの顔がイキイキしているのが印象的でした」

 

K.W(女性、会社員)

「二年間外出していなかった人が新聞を見てあくしゅびとさんに連絡してきた話を聞いて、自分のやっていることが他人の人生に影響を与えることができる。その人生の一部になる。

 与えたり与えられたりする影響の大きさはその時その時で違うけ、大小の点が線になってそれぞれの人生になる。そうやって人はつながって生きていると思いました」

 

K.C(女性、保育士)

「自分がよしやるぞと決めたことを、どんなに辛くても苦しくても頑張ろう、頑張りたいと思いました。その頑張りでだれか一人でも勇気づけることができたならそこからまたどんどんつながって、卓さんの人を勇気づけることができることになるんだな、それってとても素敵だなと思いました。

 

K.N(女性、会社員)

「VTRの中でおじさんが「できるできないんじゃなくて、やるかやらないか。一生懸命やってできないんならしょうがない」って言葉が印象に残りました。今って何に対しても常に結果を求めその経緯を大切にしない。結果を重視するあまりに始める前から期待より不安が勝ってしまってなかなか踏み出せないってことが多いと思うんです。おじさんの言葉ですごく楽になりました。

 人は人に出会って、その人からいろんなことを吸収して、そこからまたもっともっといろんな人とつながっていける。そう思ったらすごいこれからの人生ワクワクするなと思いました」

 

Y.T(女性、会社員)

「実は気持ちが前に向いてなかったんやけど、参加させてもらって、なんか気持ちが前に向いてきました。すごい活動しているね。ありがとう」

 

2009年7月11日『日本縦断あくしゅの旅報告会』

人数:30名

場所:高田馬場~東京

 

7月11日土曜日、高田馬場にて『日本縦断あくしゅの旅報告会』を行いました。
一緒に旅をしたジーパンや、旅立つ前そして旅先でいろんな方からもらった数々の品々、
新聞などメディアに掲載された資料などは閲覧スペースを設けて自由に見ていただいた。

 

報告は、旅先で撮影した写真をスライドショー形式で投影しながら、

それぞれの場所で出会った人々、感じたことなどのエピソードを話しました。

 

「病気になるまでのこと」や「人生を変えた富士山イベントのこと」、
「闘病中のこと」や「旅立つきっかけ」、「うつ病のこと」、

「同じ病気で闘ってる人との出会い」、「障害者との旅先での交流」など

限られた時間の中でできる限り多くのことを皆さんに伝えられるよう努力しました。


また北海道放送様に密着取材していただき、ニュース番組で放送していただいたVTRを流しました。
当初4分といわれていた倍の8分30秒に編集された映像。 

 

最後に全員で記念撮影をし、ひとりひとりと改めて「あくしゅ」をし、

報告会を終了しました。

 

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

□参加者の声

K.Mさん(女性、保育士)

「一番最初に『こころに残る握手は?』と聞かれたとき、正直思いだせなかった。今まで握手をしたことは数えきれないぐらいあっただろうに。。。

 今回の旅の様子を見て、出会いを聞いて、今までの私の握手は軽い握手だったなーって思った。これから握手するときは、ちゃんと心込めようと思った。特に仕事でする握手。子どもたちには、ちゃんと心を伝えようと。それから、両親とも握手したことないなーってことにも気づいた。今度実家に行った時は、帰りに握手してみようかな。ちょっと照れくさいけど」

 

H.Dさん(男性、会社員)

「初めは正直どういう旅になるのか、よくわからなかった。でも今日の報告会を聞いて、スタートした時以上に、意味のあるものになって、学ぶ・感じることのあった旅になったんだな~と思いました。

 十人十色の人とのつながりが常に新しいものを生み出していると感じました。人と人とのつながりの大事さを改めて感じ、そしてこれからあくしゅびとにより一層負けないようにがんばらなきゃっ!と思いました。」

 

S.Aさん(女性、会社員)

「握手はね、あ…あったかい く…空気がうまれて しゅ…周囲を満たしてくれる。そんな感じかな」

 

O.Nさん(男性、会社員)

「握手について、両手でしっかり手を握り、頭をほぼ90度下げる握手。感謝の気持ちが十分に伝わる握手だと思っています。あくしゅびとさんが旅で出会い、食や住を与えてくれた人、旅に出る前、旅から帰って来た後に支えてくれる人、優しい人はほんとに多いんだ!!と思っています。
 『お世話になった方々に御礼の手紙を書いた』と聞き、当たり前のことだけれど、筋が通っていると思っています。あくしゅびとさんはこの報告会で何を最も報告しようとしているのか。感謝の気持ち、うつ病への理解、旅で出会った人。。。報告会の主題が分からなくなってしまうことがときどきあった。
 でも、旅の主題は『感謝の気持ちを伝えること』であると理解しています。」

 

H.Sさん(男性、会社員)

「病気のことを少しでも分かってもらったり、人ってみんなに囲まれて、助けられて、見守られたりしながら生きている、ってことを自分自身もすごく感じた」

 

T.Kさん(女性、会社員)

「私はね、、手をつなぐって行為が好きなんだ。なぜってお互いの体温を感じることができるから。 手の温もり、冷たさ、握り方から、その人の気持ちが伝わってくる気がして。 んで、よくよく考えたら握手って手をつなぐってことなんだよね。 しかも初対面でもできてしまう。素敵な行為だよね。

 長い人生これからもまたいろんなことがあると思うけど、この旅で感じたことや、出会った人たちのことを思い出して強く生きて行ってください。」

 

O.Sさん(女性、カウンセラー)

「みんなが自分の辛い経験をあくしゅびとさんに話すのは、あくしゅびとさんに受け止める力があるからだと思います。人の話を聞くって、ある意味その人の人生をせおうってことでしょ。あくしゅびとさんに受け止めてもらった人々がつながって、一人じゃ背負いきれない人生の重たさをシェアして助け合ってる気がしました。こんなふうに人とつながることって素敵だな、と思わずにはいられませんでした。」

 

O.Aさん(女性、会社員)

「まずは一人で決めて一人でやり切るってすごいなぁと思った。あとはつながりってステキだなと思った。」

 

H.Kさん(男性、会社員)

「あくしゅびとさんがいろいろな思いを込めて、旅をされていたことを感じました。そして、その思いを自分の中に閉まっておくのではなくて、多くの人に共有できる機会を作ったことが素晴らしいです。新天地に移られても、多くの人の心を温かく出来るあくしゅびとさんでいてください。」